Instagram や TikTok のリンクは、Safari ではなく、アプリの中の独自のブラウザで開くことがよくあります。こうした内蔵ブラウザは Safari のコンテンツブロッカーを読み込まないため、The Blocker の無料版ではそこでアダルトサイトをブロックできません。また、Instagram や TikTok が説明している設定で変わるのは、フィードに何がおすすめされるかであって、リンクがどこで開くかではありません。対策は iOS の側に置く必要があります。The Blocker Pro の強力な保護はスクリーンタイムを使い、Instagram や X などのアプリ内で開いたリンクでアダルトサイトをブロックします。ブロック中のアプリを使えば、アプリそのものを開けないようにもできます。ただし、どちらもフィードに流れる投稿や動画まではフィルタしません。

The Blocker の開発者が執筆しました。内容は2026年10月21日に、Apple の開発者向けドキュメント、Instagram と TikTok のヘルプページ、アプリ自体(バージョン 2.9)で確認しました。英語の資料や投稿の引用は日本語に訳しています。アプリのメニューはよく変わり、表記も言語によって異なります。

Instagram・TikTok のアプリ内ブラウザとは

投稿やプロフィール、メッセージの中のリンクをタップすると、ページがアプリの中で開くことがよくあります。Safari はまったく表示されません。Apple は、アプリの開発元にこのための方法を2つ用意しています:

  • Safari ビュー:アプリの中に表示される、「完了」ボタン付きの既製の Safari の画面です。Apple によると、「リーダー、自動入力、詐欺 Web サイトの警告、コンテンツブロックなど」の Safari の機能と、「ページを直接 Safari で開くボタン」を備えています(Apple)。
  • アプリ独自のブラウザ:アプリが Web ビューを使って自分でブラウザを作るものです。Apple は Web ビューを「アプリ内ブラウザなどのための、操作可能な Web コンテンツ」と説明しています(Apple)。こちらは Safari のブロッカーを使いません。

Apple のフォーラムでは、ある人が別の副作用にも気づいています:「アプリ内ブラウザで開いたページの履歴は、Safari に残らない」。

Safari のブロッカーが届かない理由

Safari のコンテンツブロッカーは、Safari が適用するルールのリストです。アプリが Safari ビューを開くときはルールも一緒に働きますが、アプリ独自のブラウザを使うときは働きません。そのため The Blocker の無料版は、Safari と Safari ビューでは動作しますが、Instagram などのアプリに組み込まれたブラウザでは動作しません。これは私たちのアプリに限らず、Safari のコンテンツブロッカー全般に言えることです。Safari をオフにしても解決しません。あるユーザーはこう書いています:「Safari を無効にしたのに、アプリ内の Safari はまだ使える!」

みんなが試したこと

2022年6月28日に投稿された Apple サポートコミュニティのスレッド「Disable In-App Browser」(アプリ内ブラウザを無効にする)は、多くの人が望んでいることを質問しています:「すべての iOS アプリでアプリ内ブラウザを無効にするか削除して、リンクを必ず Safari で開かせることはできますか?」2026年10月21日の時点で232件の「Me too」(同じ問題がある)票が付いていました。返信は11件で、スレッドは閉じられています(スレッド)。

そのようなスイッチを見つけた返信はありませんでした。答えはどれも回避策です。あるユーザーは、スクリーンタイムの厳しい許可されたWebサイトのみモードをすすめています:「すべてのアプリとアプリ内ブラウザで機能します」。質問者自身のいちばん評価の高い解決策は、独自のブラウザを持つ有料のフィルタリングアプリを使い、Safari と App Store をオフにして、スクリーンタイムで「成人向けWebサイトを制限」とブロックするドメインを設定するというものでした。どちらも同じ方向を指しています。ブロックは、アプリより下の iOS の側に置く必要があるということです。

Instagram と TikTok で変えられる設定

どちらのアプリにも、表示される内容についての設定があります。役には立ちますが、整えるのはフィードであって、アプリ内ブラウザを制御するものではありません。

  • Instagram:センシティブなコンテンツのコントロール。iPhone ではプロフィール › メニュー ›「コンテンツの設定」›「センシティブなコンテンツ」›「少なめ」›「確認」です(Instagram の手順)。Instagram によると、この設定で決まるのは、発見タブ、検索、リール、コメント、フォローをおすすめするアカウント、フィード内のおすすめで、不快に感じるかもしれないコンテンツがどのくらい表示されるかです。フォローしているアカウントには適用されません。初期設定は「標準」で、ティーンアカウントは「少なめ」から始まります。Instagram は性的なことをほのめかす投稿をセンシティブなコンテンツに挙げており、成人のヌードは削除するとしています(Instagram)。
  • TikTok:制限モード。TikTok はこれを、「すべての人に適しているとは限らないコンテンツの表示を制限する」アカウントの設定と説明しています。パスコードで設定し、「オンにした本人なら、いつでもオフにできる」とも書いています(TikTok、2019年)。その投稿のあとメニューの場所は変わっているので、TikTok の設定で「制限モード」を検索してください。10代の場合は、「ファミリーペアリング」で保護者が「おすすめ」フィードをキーワードでフィルタできます(TikTok)。

これらをオンにした人はオフにもでき、どれも、リンクから Web サイトが開くのを止めるものではありません。

対策:「強力な保護」はアプリ内のリンクにも対応

The Blocker Pro の強力な保護は、Safari のルールのリストではなく、Apple のスクリーンタイム(自分の iPhone のための Family Controls)を使って、iOS が適用する Web フィルタを設定します。アプリでの説明は「Chrome や Firefox などのブラウザ、Instagram や X などのアプリ内で開くリンクでも、アダルトサイトはブロックされたままです。」

  • アプリ内でブロックするもの:Apple のアダルトコンテンツフィルタと、自分のブロックリストの最初の50件のサイト。
  • ブロック中のアプリ:Apple のアプリ選択画面で Instagram、TikTok などのアプリを選ぶと、「強力な保護」がオンの間は開けなくなります。フィードそのものが問題のときに使いましょう。
  • つらい瞬間:ワンタップで、すべての Web サイトとブロック中のアプリが1時間ブロックされ、途中で終わらせることはできません。
  • The Blocker を削除できないようにする:「強力な保護」がオンの間、初期設定でオンになります。

The Blocker のホームですべてのブラウザとアプリでブロックをタップし、Apple のスクリーンタイムの画面で許可します。Pro は月額 $4.99、年額 $29.99、または買い切り $49.99 です(米国での価格。お住まいの地域の価格は App Store に表示されます)。初めての方はThe Blocker を入手してください。Safari でのブロックは無料です。

無料の方法

  • 「成人向けWebサイトを制限」。iOS の機能で、Apple によると内蔵フィルタは「Safariおよび他社製アプリ」のアクセスを制限できます(Apple)。どのアプリ内ブラウザが従うかは、Apple は公表していません。
  • 「許可されたWebサイトのみ」(iOS 27 のファミリーの設定では「承認済みウェブサイトのみ」)。スクリーンタイムでいちばん厳しいモードで、リストにあるサイトしか開きません。スレッドでは、あるユーザーがアプリ内ブラウザにも効いたと書き、別のユーザーは回避する方法を知っていると書いています。毎日の生活で使い続けるのは大変です。
  • The Blocker(無料)は Safari ビューに対応するので、リンクをその方法で開くアプリでは役立ちますが、Instagram 独自のブラウザでは効きません。
  • アプリを削除して、ブロッカーが働く Safari でそのサービスの Web サイトを使いましょう。そのうえで、スクリーンタイムでアプリのインストールを制限します(Apple)。

できないこと

Instagram や TikTok の中の投稿、リール、動画、メッセージは、開いた Web ページではなく、アプリ自体を通して届きます。The Blocker はそれらをフィルタしませんし、どの Safari のブロッカーも、スクリーンタイムの Web フィルタもフィルタしません。「強力な保護」は Web ページをフィルタし、選んだアプリを開けないようにします。フィルタの適用は iOS に頼っており、Apple は対象アプリのリストを公開しておらず、スクリーンタイムのパスコードを持っている人なら誰でも元に戻せます。

次に読む:X と Reddit の NSFW、Chrome などのブラウザ、「成人向けWebサイトを制限」の抜け道、削除できないポルノブロッカー。

よくある質問

スクリーンタイムで、Instagram のアプリ内ブラウザのアダルトサイトはブロックされますか?

Apple は、内蔵フィルタで「Safariおよび他社製アプリ」のアクセスを制限できるとしていますが、どのアプリ内ブラウザが従うかは公表していません。The Blocker Pro の「強力な保護」は同じスクリーンタイムのしくみを使い、Instagram や X などのアプリ内で開いたリンクでアダルトサイトをブロックします。

Instagram や TikTok のアプリ内ブラウザはオフにできますか?

Instagram や TikTok が説明している設定は、フィードに表示される内容についてのもので、リンクがどこで開くかではありません。すべてのリンクを Safari で開かせるスイッチを求めた Apple サポートコミュニティのスレッドも、回避策しか見つからないまま終わっています。代わりに iOS のレベルでブロックしましょう。

Safari でブロックしたサイトが Instagram の中で開くのはなぜですか?

Instagram が独自のブラウザでそのページを開いたからです。そのブラウザは Safari のルールを読み込みません。The Blocker の無料版は Safari と Safari ビューに対応し、「強力な保護」(Pro)はアプリ内ブラウザにも対応します。

「強力な保護」はリールや TikTok の動画もフィルタしますか?

いいえ。フィルタするのは、アプリ内で開いたリンクを含む Web ページです。「ブロック中のアプリ」を使えばアプリを開けないようにできますが、アプリのフィードの中の投稿や動画はフィルタしません。

出典

  1. Apple Developer:SFSafariViewController(英語)
  2. Apple Developer:WKWebView(英語)
  3. Apple:Appleデバイス向けのコンテンツをフィルタリングする
  4. Apple:iPhoneのApp Storeで設定や制限を変更する(iOS 27)
  5. Apple サポートコミュニティ:Disable In-App Browser(2022年、英語)
  6. Instagram ヘルプ:センシティブなコンテンツのコントロールについて
  7. Instagram ヘルプ:Instagram で表示されるセンシティブなコンテンツを制限する
  8. TikTok ニュースルーム:望まないコンテンツを制限する(2019年、英語)
  9. TikTok セーフティセンター:保護者のためのガイド(英語)

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